当社はTrue R技術(ベクトル理論Igr方式)で全世界に電気の安全を提供します

True R製品及び技術の研究・開発

RESEARCH & DEVELOPMENT

当社は、True R(Igrベクトル理論検出)方式による漏電検出技術を活用した製品を提供し、True R方式を応用して各分野に必要となる技術の研究・開発を推進しております。大きな成果としてはある自動車メーカーや繊維メーカーにおいて生産・工程管理を新たな基準値で管理できる技術をTrue R方式をカスタマイズすることにより実現し、新たな拡大にチャレンジしております。今後、様々な分野においてTrueR方式から展開することで、これまで実現できなかったアイデアでの商品化の開発にも取り組み、支援して参ります。

1.True_R方式による漏電検出、測定診断技術の必要性

True_R方式による漏電検出、測定診断技術の必要性

絶縁劣化の検査を行う方法としては、全世界の電気業界で採用され信頼性も高く、歴史もある試験方法である絶縁抵抗試験(メガー)が主流となっていました。
しかしながら、負荷がリレー回路やマグネットを採用する場合や、インバータ回路で制御されることが主軸となっている現状では、電気を止めて行う絶縁抵抗試験では、劣化診断の範囲が限られ、負荷を含める回路の診断には適さない現状が明らかになってきております。
更に、最近では、絶縁抵抗試験は、温度や湿度の変化によって結果が異なるなどの大きな問題点が挙げられ、運用状況である通電の環境で劣化診断を行わなければ、正しく絶縁管理ができないという事実が認識されていおります。
 また、通電状況での漏電測定を採用している国々もありますが、主流は、I0方式という静電容量も含めた測定であるため、高周波ノイズや高調波の影響を受け、正しく測定できないのが現状であります。通電状況で電路の負荷まで含め本来の劣化である対地絶縁抵抗に起因する漏洩電流であるIgr方式が理想とされるようになりました。
 更に、抵抗分の電流を測定できる技術であっても、V0を原点としたり、アース線に注入信号を重畳させる方法では、V0が変化すると大きな誤差を発生させるために実際の現場では正確に測定できません。
 こうした問題点を解決したのがTrue R方式であります。V0に垂直に原点をおくTrue R方式のみが信頼性が高く、運用現場でも信頼できる方式だと高く評価されています。

2.True R方式の採用メリット

True R方式の採用メリット

大きな漏洩電流は、電力消費を加速させます。また、負荷の誤結線にて0相のバランスを崩した場合でも電力消費は発生します。結果、非効率な電力供給を行う結果となり、電力の供給量に影響を与えます。漏電により無駄な電力を消費している場合もあり、それを的確に把握できれば電力供給の効率向上に繋がります。また、電気保安管理なども静電容量の漏電の対応と実際の劣化の修復に対しても、今までは判断する技術がないことから非効率な保安管理を行っているのが現状であります。また、通電での維持管理や劣化診断を実現すれば、当然、電気火災の低減にも繋がり、無駄に地域停電を引き起こす確率も下がります。こうした実情を改善、解決していく技術がTrue R方式であります。
True R方式漏電測定・診断技術により電気供給の効率・安定化、コスト低減及び電気保安管理費の低減並びに停電や火災の防止を実現することが可能になります。